安眠枕

安眠枕とは

眠る時、人はどうして枕を必要とするのでしょう。
ソファでうたた寝をする時、昼休みに机に突っ伏して寝る時、果ては飛行機や夜行バスで座った状態でも、ごく自然に手やカバンなどを頭の下に敷いてしまいますよね。
「枕が変わると眠れない」という人もいるほど、枕と睡眠は密接な関わりがあるのです。

 

二足歩行をする人間の脊髄はS字を描いているので、枕なしで眠るとS字に負担がかかり、腰痛や肩こりの原因になります。
そして睡眠時は五感が集中している頭部のためにも、安眠枕が必要です。
一人一人頭や首の形が違うのですから、安眠枕も各々合ったものを選びましょう。

 

人が寝返りを打つ時は真横にスライドするのではなく、弧を描いているので、安眠枕も余り小さいものだと頭部がはみ出してしまいます。
また、安眠枕の正しい使い方は枕に肩口が当たるくらいが良いとされています。
枕のサイズを選ぶ時、頭部だけで判断してはいけません。
頭だけを乗せるのでは、首への負荷が大きいので使い方も注意しましょう。

安眠枕の条件

安眠枕の条件としてあげられるのは、実に繊細なことです。
標準的な成人の頭部の重さは、体重の約8%と言われています。
大体ボーリングの球くらいはあるのですから、それを支えている首や肩の負担は相当なものですね。

 

首の頚椎は常にこの重たい頭のバランスをとっているのです。
安眠枕の役割は、頭とこの頚椎を優しく支えることです。
人間は真っ直ぐ立ったとき、背中がS字を描いています。

 

二足歩行の人間にとっては、それが一番内臓、骨、筋肉や血流にとってちょうど良いからです。
睡眠時、横になった状態でも背中が、このS字を保っているのが良い安眠枕なのです。
頭だけでなく首や背中は人によって形もバランスも異なるため、良い安眠枕とは「人それぞれ」になってしまいます。

 

ただ参考とするなら、頚椎は背骨に対してゆるやかなカーブを描いています。
このカーブを支えるために必要なのは、後頭部から肩甲骨にかけての首筋の隙間を埋めることです。
つまり、後頭部がすっぽり枕に沈み肩口が枕にあたる大きさで、首筋が安定する事が重要なのです。